花見川の住宅2  改修完成

ご報告が遅くなりましたが、花見川の住宅2の改修が終わりました。

これで、住まい手の方も足腰の丈夫な間は2階を寝室とし、1階をLDK+水回りとし生活し、将来階段の上り下りが辛くなってきたら1階だけでも生活できる準備が整いました。

断熱改修も行いましたのでこれから寒い冬の効果が楽しみです。

花見川の住宅2 浴室完成

新しい浴室が完成しました。

壁は白いタイルをベースに緑のアクセントを入れました。床はひんやりしない空気を含んだサーモタイル。天井はヒノキ板貼にしました。窓には断熱内窓(インプラス)を設置し冬場に窓から冷気が入らないようにしました。

住みながらの工事ということで新しい浴室ができたところで今まで使っていた浴室を解体しいよいよ最後に新しい洗面便所エリアの工事に入ります。

生活と工事が入り混じった工事期間、住み手の方も疲れが出てきていますので、せめて新しい浴室でゆっくりできたらと思います。職人さん方もあと少し頑張ってください!

 

 

 

花見川の住宅2 浴室タイル下地

浴室はユニットバスではなく在来工法にしました。

FRP防水をしたあとにモルタルでタイル下地をつくったところです。

窓は既存をそのまま使っています。

大工さんFRP防水の下地をつくり防水屋さんが防水を施工し、タイル屋さんがモルタル下地をつくり、タイルを張るまでの間も手間がかかっています。

花見川の住宅2 2期工事

 

既存のキッチン機能も引越ししましたので、今度は新しい浴室を旧台所につくります。

今度も内壁をはがし構造補強+断熱工事をします。

床下も断熱材を入れるためと、新規浴室の基礎をつくるため古い床は撤去しました。

間取りを変更しない部屋についても外部に接する壁は構造補強+断熱材入れをしました。

花見川の住宅2 一期工事完了

既存は和室の続き間を居間食堂キッチンへと変更する 一期工事が完了しました。

住みながらの工事なのですぐに今までの居間と台所の解体に取り掛かるためすぐに引っ越ししました。

 

 

 

古い柱と新しい木の建具やキッチンとアンティークの家具が合うように木部は浸透性の飴色かかった茶色に塗装しました。

 

大部分の木部は自然塗料(リボス カルテッド)にしたところ、工事中の塗装のいやな匂いがしないところがとてもよかったです。一方耐水性能を強化したかったキッチンカウンターは一般塗料にしたところ当日は匂いがきつく住みながらだと少しつらかったそうです。

 

 

花見川の住宅2 キッチン搬入

奥の低い壁の奥に造り付けのキッチンが搬入されました。

この住宅では、みんなが集う居間から孤立はせず、オープンすぎないキッチンにしました。空間はつながっていても作業面は居間から見えません。

 

今回のキッチンを含め深澤設計では住まい手の希望や使い方をヒアリングしてキッチンの図面を作成し、家具屋さんにつくってもらう事が多いです。

 

 

おもな一期工事の居間エリアには、もう大工さんの仕事はないので、大工さんは玄関エリアの解体、構造補強に入っています。

花見川の住宅2 左官工事

一期工事 居間食堂 の終盤に入りました。
壁の仕上げは薩摩中島霧壁という左官材にしました。以下転用『「薩摩中霧島壁」の主原料は、南九州・中霧島地区で採取される火山噴出物(シラス)。2,500億トンもの埋蔵量があるのに農耕に不向きな、地元の「厄介もの」シラスを、そのままの形で壁材として商品化したのは始めてです。』

乾燥した粉のような土の状態の材料に水を調合して大きな攪拌機で左官屋さんが混ぜているところ。

この大きなバケツで塗れる範囲は2畳ぐらい?すみません正確には覚えていませんが、とても沢山の土が壁に塗られているのだなと思いました。

よく珪藻土をセルフビルドでと耳にしますが、この量の材料の撹拌はとても素人では根性がいります。塗るのにも技が必要ですが準備に相当な労力が要しているのだと実感しました。

コテを使い塗っているところです。5ミリ厚の塗り壁です。

花見川の住宅2 一期工事中盤

リフォーム一期工事が中盤にさしかかりました。一期工事はもともと2世代同居住宅で先代の寝室居間として使われていた和室の続き間のスペースを新規LDK(居間・食堂・台所)にすることです。既存の台所や居間は使用したまま新規のLDKを完成させて、中間引っ越しをして、既存の台所エリアを変更するというプロジェクトです。

耐震補強のためのボード貼りがあるため壁下地を先行して工事をした関係で(耐震ボードは土台と梁をつなぐため)壁下地と天井が先にあがり、床下地が後でした。(一般的には床下地が先でそのあと壁天井と仕上げていきます。)

左の写真は床の下地の上に床暖房のシートを施工しているところです。

 

花見川の住宅2 屋根

花見川の住宅2 屋根今回のリフォームでは内装の改善と共に建物の寿命を延ばすためのメンテナンスも行いました。屋根はコロニアル葺きでしたが、築30年ほどたっていましたので足場の必要なメンテナンスをこの先避けるため金属カバー工法を採用しました。花見川の住宅2 屋根断熱材つきのガルバリウム鋼板のこの屋根は夏場の太陽の熱を遮ってくれます。

そして2階の内装は今回は触っていないのですが、天井裏の断熱工事だけ行いました。屋根裏にもぐってグラスウール断熱材を敷いていく工事で住みながらでも1日でできます。

この夏の猛暑でも風通しをすれば、エアコンはほとんどなくても過ごせるそうです。※室温30℃ぐらいまでの場合ではエアコンを使用しない住まい手の場合です。

 

花見川の住宅2 耐震壁

外壁の柱間に断熱材を入れた次は内壁に石膏ボードを貼っていきます。耐震壁の量を計算し、筋違だけでは今の耐震基準には満たないため、ボードも耐震効果の高いものを採用しました。

 

 

 

 

花見川の住宅2 耐震壁

耐震壁として仕様通りの間隔でビスが施工されているか確認しました。

他現場打合せでは、既存の梁の状況を確認し天井高さを決めました。